- だいどう
- I
だいどう【大同】(1)大筋において同じであること。
「小異を捨てて~に就く」
(2)目的を同じくする者が一つにまとまること。(3)〔礼記(礼運)〕中国で, 公平で平和な理想的社会を表す語。IIだいどう【大同】中国, 山西省北部にある都市。 河北省と内モンゴル自治区とを結ぶ交通の要衝。 大同炭田を控え機械・セメントなどの工業が盛ん。 西郊に雲崗(ウンコウ)の石窟がある。 タートン。IIIだいどう【大同】年号(806.5.18-810.9.19)。 延暦の後, 弘仁の前。 平城(ヘイゼイ)・嵯峨(サガ)天皇の代。IVだいどう【大道】(1)大きな道路。 幅の広い道。 大通り。「天下の~」
(2)〔「たいどう」とも〕人の守るべき正しい道。「政治の~」
(3)〔仏〕 すぐれた教え。 仏道。~廃(スタ)れて仁義(ジンギ)あり〔老子〕昔, 大道が行われていた頃はことさら仁義を唱える必要はなかったが, 後世大道が廃れてから仁義を説くことが必要になったのである。 儒教の仁義説を非難した言葉。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.